でも実は自分の生活を犠牲にすることなく、そういった問題を解決する方法があるんです!
今介護に直面している方も、きたるべき介護が心配な方も、
この記事を読めば具体的な方法がわかり、安心感が得られると思います。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
親の介護ができない!お金がない時はどうする?
お金がないから親の介護ができない!そんな時のために介護のお金にまつわる制度についてご紹介しましょう。
まず大事な基本は、親の介護は親の年金や貯金額からまかなうということ。
でもお金が足りないという事態もあるかもしれないですよね?
そんな時に備えて役に立つ制度を解説します。
お金がないから親の介護ができない時のための制度①介護保険制度
自治体に依頼し、要介護もしくは要支援認定を受けると、1割から3割の自己負担で
介護サービスを受けることができます。
私の義母もこれを利用し、要介護認定を受けた後、老人介護施設に入所しました。もし全額払うとなると、その施設は1ヵ月で大卒初任給の月給ほどのお金が必要になりますが、この制度を使うと数割ですむことになります。
お金がないから親の介護ができない時のための制度②高額介護サービス
上記の介護保険制度を使ったとして、支払うお金が足りない!という時もあります。
そういった場合に申請すると、超過分が戻ってくるという制度です。
しかし所得が高い人ほど、負担する上限額が上がりますので、詳しくは自治体にお問い合わせくださいね。
お金がないから親の介護ができない時のための制度③自治体の融資制度
全国津々浦々、どこの自治体にも全国福祉協議会という組織があるのはご存じですか?
こちらでは生活上のお困りごとの相談にのってくれる他に、高齢者を対象とした生活福祉資金の貸付も行っています。
最大で580万の貸付が受けられ、連帯保証人がいれば無利子で借りられるのです。どうしてもという時はこちらを利用するという手もあります。
親の介護ができない!遠距離介護をどう乗り越える?
親と離れて暮らしているから介護できない!という方も多いですよね。
そういった遠距離介護をどう乗り越えるか?
ポイントは2つ。事前準備と高齢者サービスの利用です。
まず一つ目のポイントの事前準備とは、親が元気なうちに介護について話し合っておくこと。
もし介護状態になった時にどういった介護を受けたいのか?
またその地域にはどういった介護サービスがあるのか?といったことを事前に確かめておきます。
次のポイントは高齢者サービスの利用について検討しておくことです。
親が住んでいる自治体の地域包括支援センターをぜひ一度訪ねてみてください。
その自治体ではどのようなサービスが利用できるかが確認できます。
また昨今は民間の配食サービスや見守りサービス、家事代行サービスなどもかなり充実しています。
配食サービスは試食が可能な会社もありますし、一度利用してみながら費用などを確認してみてはいかがでしょうか?
親の介護ができない!仕事をしながらでも介護できるの?
総務省の「就業構造基本調査(2017年)」によると、いわゆる介護離職した人は1年間で約9万9,000人!
でも介護はいつまで続くのかというのはだれも予想ができません。介護費用やご自身の生活、キャリアのためにも仕事をできるだけ辞めずにすむようにしたいものですよね。
そこで、介護をしながらでも仕事を続けていくためのバックアップ制度があるんです。
あの時この制度を知っていれば…とならないようにぜひチェックしてみてください。
親の介護に使える仕事上のバックアップ制度①介護休業制度
要介護認定を受けた親の介護のために会社を休まねばならない時もありますよね。
そんな時この介護休業制度を利用すると、親1人につき月3回まで会社を休むことができる制度です。通算93日まで利用でき、賃金の67%の介護休業給付金も支給されます。
介護のためのお休みは公的に認められており、休んだ分も給付金をもらえるのは嬉しいですよね。
ただし利用にあたってはさまざまな条件がありますので、その辺りはご自身の勤め先にご相談くださいね。
親の介護に使える仕事上のバックアップ制度②介護休暇制度
要介護認定の親の介護のために、休暇を取得できるという制度です。
親1人につき、年5日の休暇取得が可能になります。こちらの場合は有給か無給になるかは各会社によって違ってきますので、その辺りも事前にご確認ください。
親の介護ができない時のお金・遠距離・仕事問題を解決!まとめ
親の介護は、大なり小なり誰しもが通る道です。
お金がない・遠距離・仕事でできないという三重苦を解決するための方法をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
どの場合であっても、必ず解決方法や救済制度があるものです。
困った時は決して1人で抱え込まず、自治体の相談機関などにぜひ相談してみてくださいね。