今まで、孫たちの成長を生きがいにしていた両親たちが、ポロっとこんなことを言っていました。
会えない状況が続く今日この頃。
しかし、高齢者の2人には「テレビ電話」は難しそう・・・使いこなせない。変なボタンを押したらお金をとられるんじゃないか？など、導入までに心配な点がいくつもあるようです。
そこで今回は、高齢な親世代が安心して使える「テレビ電話」のおすすめ機種を比較検討しました。設置方法や高齢者側の使い方も調べましたので、ご紹介します。
高齢者が簡単に『テレビ電話』できるのか？
スマホやタブレットに馴染みのない高齢者に「はい！今日からこれでテレビ電話できるよ♪」って渡して使えるか？無理がありますよね。
テレビ電話を設置するにあたり、まず以下のことをクリアにしていく必要があります。
- 設置は簡単か？
- Wi－Fi環境はあるのか？
- Wi－Fi工事の対応ができるのか？
- 近くにサポートしてくれる人はいるのか？
- スマホやタブレットを操作できるのか？
- 購入代金・継続利用料はだれが支払うのか？
Wi-Fi環境が整っている・もしくは工事可能でスマホやタブレット操作に意欲的な高齢者宅にはスマホアプリを使ったテレビ電話がおススメです。
一方、Wi-Fi環境が整ってるし・工事可能だけど、スマホは自信がない。でも、子ども世代が遠隔でも説明できたり、近くにサポートしてくれる人がいる場合は、テレビ電話専用機種がおススメです。
いずれにしろ、購入代金・継続利用料等、お金の問題は必ず先に話あっておきましょう。
| メリット・デメリット | |
| スマホ | 【メリット】
【デメリット】
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| テレビ電話専用機種 | 【メリット】
【デメリット】
|
高齢者宅にWi-Fiないけどテレビ電話できるの？
テレビ電話設置にはWi－Fi環境が整っていないと繋ぐことができません。
近くに頼める方がいたらサポートを依頼しWi-Fi設置してもらいましょう！
もし、サポートも頼めない、帰省できない、親には設定できないとなると、その他の方法を考えなくてはいけません。
おススメはモバイルWi-Fiです。色々調べてコチラの記事にまとめましたのでぜひ参考にしてください。
スマホアプリ『テレビ電話』おススメはコレ！
スマホ・タブレットで利用できるテレビ電話アプリの中で、高齢者も簡単に使いやすく、私たちも使い慣れているアプリをいくつかご紹介します。
「LINE」でテレビ電話をする
離れた家族とテレビ電話する方法で一番簡単な方法が『LINE』だと思います。
ガラケーサービスが終了する事をご存知ですか？docomoが2026年の3月末、auが2022年の3月末、Softbankｈが2024年の1月下旬をサービス終了の時期として発表しています。
現在利用しているガラケーが使えなくなります。早い時期にスマホに切り替えてLINEを使えれば、テレビ電話できますし、メッセージやスタンプでお孫さんのスマホでやり取りを楽しむ事ができます。
シニア向けのらくらくホンには、購入時からLINEアプリが登録されていて、設定がラク・最初から文字サイズが「大」になっているので、すぐ使えるのでおススメです。
「スカイプ」でテレビ電話をする
スカイプは双方のスマホかタブレットにアプリをインストールし、アカウント設定し、双方の友達登録して、テレビ電話ができます。
スカイプの口コミをみると、「LINEより回線が安定している」「高齢者側が操作しなくても繋がる自動接続が便利」使いやすい一面があるほか、「急に開けなくなった」急なトラブルも想定されるようです。
「facetime」でテレビ電話をする
アップル社製品同士で通話ができるサービスです。facetimeのスゴイところは、通話とアプリどちらからでも通話が可能なこと。
子ども世帯にiPhone、高齢者のお家にiPadがあれば通話もテレビ電話もできます。
ios12.1以上であれば利用可能です。
グループ通話ができるので、帰省できなくてもひさしぶりに家族集まって会話もできますね。
携帯会社 テレビ通話できるのはドコモだけ
大手携帯会社(ドコモ・ソフトバンク・au)のテレビ電話サービスを調べました。が、現在利用できるのは「ドコモ」のみでした。
auは2013年で終了していました。ソフトバンクはfacetimeダウンロードを推奨しています。
高齢者用 専用機種「テレビ電話」おススメはコレ！
自宅にいる時間が長かったり、スマホを必要としない場合は、テレビ電話専用機種がおススメです。Wi-Fiもしくは光回線が必要ですが、設置しておけばいつでも会話ができますし、見守り、健康状態を知ることができる機種もあります。
| 価格 | 通信環境 | 高齢者側 | 子ども側 | 機能 | |
| Amazon「Echo Show 8」 | 14,980円 | Wi-Fi | タブレット | タブレット・アレクサアプリ | スマートホーム |
| LeChien | 22,000円 | Wi-Fi | ルシアン | ルシアン・スマホアプリ | テレビに繋がる |
| Parumo | 64,460円 | Wi-Fi | パルモ本体 | スマホ・タブレット | カメラが360度遠隔回転 |
| パナソニックハンズフリーホン | 22,800円 | Wi-Fi | ハンズフリーホン | スマホ・タブレット | 固定電話に設置可能 |
| Googlenesthub | 10,265円 | Wi-Fi | Googlenesthub | スマホ・タブレット | Googleduoで接続 |
テレビ電話専用機種やタブレット型にすると、着信に気づかないってことが減ります。スマホより大きな画面で通話できるので、高齢者にみやすいメリットもあります。
一方、初期設定が難しい、機能を使いこなせない等のデメリットも。機械に慣れているか？近くにサポートしてくれる人がいるかも重要になってきます。
なんといっても声に反応してアレクサが起動してくれるので、難しい操作をせずにすむところが高齢者にとっても優しい。
『呼びかけ』という機能を使うと、応答操作をしなくても、こちらからビデオ通話が始まります。
子ども側がアレクサアプリをダウンロードし実家を登録しておくと、遠隔で設定を変更ができます。例えば、背景写真を変更して孫の成長をリアルタイムで楽しめる事も。
テレビ電話の使い方以外に、ゆるーく実家を見守ることもできるんです。
テレビ電話専用機種のメリットは、操作が簡単なところ。通話以外の機能が少ない事で高齢者も迷わず使えます。また、子ども世帯に同機種を設置する必要もでてきます。テレビ電話がいらなくなったら・・・。その後を考えると、AmazonやGoogleの方が使い道がありコスパもいいといえます。
高齢者宅におススメのテレビ電話のまとめ
高齢者宅におススメのスマホアプリ・テレビ電話をご紹介しました。
比較的若い世代の高齢者には、スマホを使ったテレビ電話がいいんじゃないかと思います。
私両親は、60代でスマホを始めました。毛嫌いしていた母も、実際に使用はじめると、LINE・スマホゲーム・VODなど楽しんでいます。
各携帯会社にはシニア向けのスマホが発売していますので、一度検討してみるのもいいでしょう。
逆に義両親、80代前後。用事があるときはすべて電話！メールという概念はありません(笑)
タブレットやテレビ電話の機械に、抵抗がある世代だと思いますが、「操作は簡単！わからない点はコチラから設定もできるよ。」と、ハードルを下げて導入してみたらいいと思います。
おじいちゃん・おばあちゃんが孫と話ができるだけでなく、遠距離でもゆるく見守りができるのは、私たちにとって最大のメリットです。
ぜひ、前向きに検討してもらいましょう！！
