自分が年を取るのと同じように親も年を取っていきますね。高齢になった親の介護を家族である私たちがしなければならないケースも多いです。
私の場合は実の親を介護しているのですが、よく周りの人からは「実の親の介護なら、まだ気持ちも楽でしょう?」と言われることがあります。でも現実はそれほど甘くはありません…(笑)
今回は実の親の介護で大変な毎日を送っている皆さんと一緒に、上手な息抜き方法や笑顔を保つ秘訣について考えていきたいと思います!もし良かったら介護の合間に少しだけコーヒーでも飲みながらご覧くださいね。
実の親だからこそ介護が大変だと感じることも!
自宅介護は大変と言われていますが、私も家で実の親の面倒を見るのは想像以上にハードだと感じています。
介護される立場になったとしても親の場合は「母親や父親」としての誇りやプライドもあって、どうしても頑固になってしまいがちですよね。
そんな実の親に対して、子供ながら私も「ちょっとは素直に言うこと聞いてよ」と溜息をつきたくなることも実はよくあります。
実の親子だからこそ、ついお互いに遠慮なく接してしまうことも多くて、気付けば「今日一日お互いにまったく笑っていないかも!?」と反省する日も少なくありません。実の親だから介護が楽とは決して言えないのが現実ですよね。
ホッとできる上手な息抜き方法は?
自宅介護ではどんなに険悪な雰囲気になったとしても、介護を放棄することはできないのが辛いところです。
親子喧嘩をしていても、トイレに行きたいと言うのを無視できませんし、お茶を飲みたいと言う言葉を聞き流すこともできません。身体の自由がきかない親を長時間留守番させて出かけてしまうこともできません。
そんな時は、私は親がお昼寝などをしている間に、ちょっとクールダウンの息抜きで高級なコーヒーや紅茶を丁寧に淹れて時間をかけて飲むようにしています。
あとはアロマを使ったり、イヤホンで好きな音楽を聴いたり、1個300円もするマカロンを3つくらい独り占めしてまとめて食べてしまったり(笑)
介護ってすごく精神的にも肉体的にもキツイ事が多いのですが、たとえわずかな時間でも自分のためだけに時間を使って、自分自身を労わってあげることで、また「さあ頑張るか!」と前向きな気持ちになれるような気がしています。
お互いに笑顔を保つ秘訣は、我慢しすぎないこと!
不自由な体の状態を見ていると、つい「かわいそうだな」「気の毒だな」と思って何を言われても自分はグッと我慢してこらえてしまうことも多いと思います。でも我慢し続けていると、ストレスはたまるばかりですよね…。
そのため私は「できないことはできない」「私のペースも考えてね」「それは今じゃなくてもいいよね?」「ごめんね、今日は忙しいから怖い顔していたら教えて!」など結構はっきりと伝えるべきことを伝えています。
イライラを隠して我慢していると、さらにイライラが増してしまうのを身を持って何度も体験しているためです(笑)
介護で大変な時は、ネガティブな感情はなるべくその場で発散できるに越したことはないと思っています。後に引きずらないようにするのがお互いにとってベストなことかもしれませんね。
大変な親の介護も上手にストレスを発散して乗り切りましょう!
親の介護をしていると大変だなと感じることもよくあります。でもその反面、親の介護をしてあげられる自分自身を少しだけ誇らしく感じる瞬間もあります。
この気持ちはきっと介護をしている皆さんなら分かって下さるのではないでしょうか?頑張っている自分に小さなご褒美を与えてあげながら、ぜひ一緒にイライラやストレスをあまり溜め込まないように上手に発散して乗り切っていきましょうね。