親と同居している場合やすぐ近くに住んでいる場合は、通院の付き添いをしている人も多いと思います。
親が比較的元気な時は一人で通院もできますが、体が不自由な時は付き添いは必須とも言えます。
しかし病院は基本的に平日の午前か平日の夕方に通院することになるため、仕事をしている場合は付き添いが難しいなと感じることも多いですよね。
そこで今回は介護者の目線から仕事に支障なく親の病院の付き添いをするための対応策をご紹介したいと思います。
悩んでいる方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
親の通院で仕事に行けない時の対応策 ①出勤時間をずらす
親の通院で仕事に行けない時に一番最初に考えたいのは、仕事の出勤時間をずらすことはできないかということですね。
正社員で働いている場合は難しいですが、たとえばパートやバイトならシフトを変更することで付き添いが可能になるケースもあります。
生活のリズムを変えるのは大変ですが、トータルの勤務時間を変えなければ収入にもそれほど大きな影響はなさそうです。
親の通院で仕事に行けない時の対応策 ②ヘルパーさんに付き添いを依頼する
親が介護保険を利用している場合は、保険を適用してヘルパーさんに病院への付き添いを依頼することができます。
家族が一緒に行けない時でも、決められた時間に親と一緒に病院に行き、診察を受けさせ、自宅まで送りと届けてくれます。
これなら家族も安心して仕事に行けますね。
介護保険の利用の仕組みはとても複雑ですが、ケアマネジャーさんがプランを一緒に考えてくれます。
ヘルパーさんなら介護に関する資格も持っていますし、万が一の時も的確に対応してくれます。
親の通院で仕事に行けない時の対応策 ③民間のサービスを利用する
親の通院で仕事に行けない人のために、民間の企業が通院の送迎サービスを提供しているところもあります。
こちらは利用する回数などに応じて利用料金がかかります。
介護保険でカバーできないところを民間のサービスでカバーしてもらうという使い方が一般的ですね。
自宅と病院の往復だけでなく病院の中での介助もしてくれますし、医師の診察の内容もしっかり聞き取って家族に報告してくれます。
大きな病院に通院すると予約していても診察時間がずれ込むことも多いですが、そのような場合ももちろんきちんと対応してくれますよ。
親の通院で仕事に行けない時の対応策 ④訪問医療を行っている病院に変える
どうしても親の病院に付き添えない時は、医師と看護師が自宅に来てくれる訪問医療を提供している病院に変えるのも1つの方法です。
寝たきりの人や、体が不自由な人など病院に通うのが難しい人のためのサービスですね。
家族が自宅にいなくても、本人が対応できるのであれば問題ありません。
訪問医療を受けるには各病院ごとに身体条件や自宅からの通院の難しさなどの条件を設けています。
自宅の近くに訪問医療が可能な病院があるか一度チェックしてみるのもおすすめです。
我が家の母も訪問医療を受けていますが、母の場合は初診だけは病院まで家族が連れて行き診察を受け、その際に訪問医療の申し込みをしました。
病院によっては初診時も送迎してくれたり、申し込みは家族だけの来院で手続きできる場合もあるようです。
親の通院で仕事に行けない時の対応策 ⑤ボランティアを依頼する
親の介護などをしていると金銭的に余裕がない人もきっとたくさんいると思います。
そんな時は非営利の団体や自治体のボランティアを依頼するという方法もあります。
申し込み方法や対象者はそれぞれの団体で決められていると思いますが、困っている現状をしっかり伝えて相談しても良いかもしれません。
送迎にかかる交通費などの実費負担のみでサポートを受けることができるなら有難いですよね。
親の通院で仕事に行けない時の対応策 まとめ
親の通院で仕事に行けない時の対応策についてご紹介しました。
通院と仕事の両立ができずに悩んでいた方にとって少しだけでも役に立つ内容になっていれば嬉しいです。
いろいろなサービスやサポートを利用しながら少しでも負担を減らしていきましょう!