探しているとよく「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」などといった文言を目にしませんか?
ここでは介護食品レトルトの最初の段階である「容易にかめる」という商品にスポットを当てて、その特徴とオススメの商品を徹底解説!
今まではぼんやりと選びがちだった介護食品レトルトですが、明日からは迷いなく買うことができるようになりますよ。
介護食品レトルトで容易にかめるってどういうこと?
まずは介護食品レトルト「容易にかめる」とはどういったものなのかをご説明したいと思います。
日本介護⾷品協議会では、ユニバーサルデザインフード(UDF)と称して高齢者向けの食事について以下のような区分を提示しています。
区分 | 区分1 容易にかめる |
区分2 歯ぐきでつぶせる |
区分3 舌でつぶせる |
区分4 噛まなくてよい |
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噛む力 | 硬いものや大きいものがやや食べづらい | 硬いもものや大きいものが食べづらい | 細かくてやわらかければ食べられる | 固形物は食べづらい | |
飲み込む力 | 硬いものや大きいものがやや食べづらい | ものによっては飲み込みづらい | 水やお茶が飲み込みづらいことがある | 水やお茶が飲み込みづらい | |
かたさの目安 | ごはん | やわらかごはん | やわらかごはんから全がゆ | 全がゆ | ペーストがゆ |
たまご | 卵焼き | だし巻き卵 | スクランブルエッグ | 茶碗むし |
このように噛む力、飲み込む力によって4段階に分かれており、その力が弱くなるほど区分が大きくなり、固形物から流動食へと移行していきます。
「容易にかめる」は区分1となり、噛む力や飲み込む力がまだある高齢者の方向けです。
介護食品レトルトで容易にかめる商品の特徴
では噛む力や飲み込む力がある、とは具体的にはどういったものなのでしょうか?
詳しく説明しますと、入れ歯などのため硬いものや大きいものはやや食べづらさを感じてはいるものの、普通に飲み込める人向けの介護食です。
食事のメニューとしては、先ほどの表にもあるように、やわらかく炊いたご飯や卵焼きのような硬さが目安です。
他にも焼き魚ややわらかく似た肉じゃがなどの煮物が適しています。
つまり普通の食事を少し柔らかめにしたものですので、見た目が普通食とさほど変わらず、普段に近い食事の楽しさが味わえるレトルトとなっています。
高齢者の方がこういった硬さの食事で、食べずらそうだったりむせてしまったりした場合はもう一つ区分を上げて下さい。
介護食品レトルトで容易にかめる商品オススメ2大ブランド
さてここからは実際に「容易にかめる」レトルト介護食品をご紹介したいと思います。
どれも食べやすくて食欲のそそるような工夫がされている人気の商品ですので、ぜひ試してみて下さいね。
介護食品レトルト容易にかめるオススメ商品その①キューピーの介護食
マヨネーズで有名なキューピーさんが展開している介護食レトルトシリーズです。
飽きがこないように和洋の人気総菜が揃っており、野菜がふんだんに使われているメニューもあるので、便通が改善したという利用者さんもいます。
高齢者の健康を気遣ったやさしいラインナップが特徴です。
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介護食品レトルト容易にかめるオススメ商品その②Asahiの介護食
赤ちゃんの離乳食で有名な和光堂さんが、ブランド名をAsahiに変更して展開している介護食品レトルトシリーズです。
しっかりと栄養バランスが考えられており、安全で安心して食べられる食事になっています。
介護食品レトルトで容易にかめるってどういうこと?まとめ
介護食品レトルトの「容易にかめる」商品について、その意味や特徴・オススメをご紹介しました。
栄養・食べやすさ・美味しさの三拍子が揃った優秀な食品であることがおわかりいただけたと思います。
- 介護食品レトルトの「容易にかめる」は安全なユニバーサルデザインフード
- 介護食品レトルトの「容易にかめる」は普通食を若干柔らかめにしたもの
- 介護食品レトルトの2大人気ブランドはキューピーとAsahiの介護食シリーズ
お世話されている高齢者が「容易にかめる」という状況であるならば、まだまだ食の楽しみを広げることができます。