介護の悩み

毎日食事作れない!1人暮らし高齢者を救う食事支援サービスって何があるの?

ママ
ママ
毎日食事が作れない1人暮らし高齢者にとって、とても便利なのがレトルトや食事の宅配サービスです。

私の義母も以前1人暮らしをしていましたが、体調を崩し、食事が作れなくなったことがあります。

そこで痛感したのが、介護者が食事を準備するのも、メンタルが不安定になっている高齢者に進んで食べてもらうのも、実はスッゴく大変だということです(汗)

そんな時、周囲や本人の負担をなるべく抑えつつ、かつ老後の健康や食べる楽しみも大事にするための便利な商品やサービスをご紹介したいと思います。

毎日食事作れない1人暮らし高齢者は中食レトルトと自炊を組み合わせて

 

昨今注目されている、中食という言葉をご存じですか?

外食と手作りの間の食事のことで、市販の総菜のことを指します。

かといってお年寄りにとっては毎日の買い物は一苦労。そこで中食レトルトを利用してみてはどうでしょう。

中食レトルトの長所は、1人暮らしに嬉しい食べきりサイズで、調理も電子レンジであっためるだけという手軽さ。

日持ちもしますし、今は美味しくて和洋中さまざまなレトルトが登場しているので飽きることがありません。

しかも好きな総菜を選べるという商品もあるので、高齢者の好みに合わせやすく、食べるモチベーションもアップしますよ。

大変便利なレトルト中食ですが、その反面油を多く使ったり、味が濃い物も多いため高齢者の健康が心配になりますよね。

そこでお米を炊く、野菜を切るだけのサラダを作る、お豆腐に鰹節をのせる、といったカンタンな自炊には挑戦してもらいましょう。
例えカンタンなものでも料理は最大の認知機能訓練と言われています。

ママ
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毎日取り組むことで認知症予防に繋がりますよ。

義母の介護開始当初、実は手料理を彼女に届けていました。

しかし私の料理はどうしても食べ盛りの息子達が喜ぶようなメニューに偏りがちで…心も体も弱った義母には受け付けられないようでした。

刺身なら大丈夫ということで市販のキレイに盛り付けられたモノを届けたのですが、毎日スーパーに通うのは一苦労。

また、たまたま思い立って義母の好きなイタリアンのテイクアウトを届けてみたら喜んで食べたり。
結構油っぽいのにコレは食べられるんだ…と不思議に思いつつ、そうこう迷い悩んでいるうちに私が体を壊してしまいました(苦笑)

中食レトルトという手を知っていたらあの時あんなに苦労せずにすんだのに…と今更ながら後悔しています。

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毎日食事作れない1人暮らし高齢者の力強い味方宅配サービス

中食も自炊もする余力がない…という高齢者の方には、食事の宅配サービスが強い味方になってくれます。

こちらは様々な企業が参入しており、バラエティに富んだ魅力的な食事が選べます。
しかもついでに安否確認をしてくれるという付加サービスを付けている所もありますので、離れて暮らしている親族も安心ですよね。

そこでまず気になるのが味付け。
今の宅配サービスは事前に試食をさせてくれる企業さんも増えてきています。
食事は毎日のことですから、本人が試食をして一番舌に合うところを選ぶのが大事なポイントです。

また、高齢者の食事でのお悩み3大ポイントが、「飲み込みづらい」「噛みづらい」「低栄養になりがち」という問題です。

宅配サービスでしたら、栄養バランスは勿論、嚥下機能が低下した方のための「柔らか食」というものもあります。
栄養や介護のプロが監修した献立なので、慣れない介護食を手作りするよりも安心して召し上がってもらえます。

また、高齢者ともなると大体の方は何かしらの生活習慣病をお持ちなのではないでしょうか?
糖尿病のための低血糖メニューや高血圧対策の減塩メニューなど、豊富なラインナップを取り揃えている点も心強いですね。

毎日食事作れない1人暮らし高齢者を見守るヘルパーさんやショートステイ

もし要介護認定を受けてらっしゃる方でしたら、介護ヘルパーさんや介護施設の利用を自治体に申請することができます。

介護の程度により利用できるサービスは違ってきますが、人と人との繋がり、は1人暮らし高齢者にとって欠かせない要素です。

介護ヘルパーさんでしたら、食事を作ってもらう、もしくは一緒に作る、買い物に同行してもらうなどのカスタマイズも可能。
自分でできることはやり、できないことは手伝ってもらってもいいですし、何より自分の好きなメニューを手作りしてもらえるというのが 最大の魅力ではないでしょうか?

また介護施設のショートステイならば、職員さんや同じ年代の方などさまざまな人達とふれあうことができます。

1人暮らし高齢者はどうしても1人で食事をする孤食になりがち。

介護者
介護者
味や栄養はもちろん大事ですが、みんなで一緒にワイワイと食事を頂くことが何よりの楽しみになっている方もいるようですよ。

毎日食事作れない1人暮らし高齢者の最後の手段

食事のみならず生活全般に不自由を感じるようになったら、介護老人ホームの利用も検討してみてはいかがでしょう?

勿論費用は割高になりますが、生活のすべてを見守ってくれる施設は、周囲の手間や不安感を大きく和らげてくれます。

実は義母も最終的には介護老人ホームにお世話になりました。

思うように食事が取れず体力が低下した義母は、ちょっとした段差でつまずき足を負傷。
そこから動くことが辛くなり、トイレでさえ躊躇し、寝てばかりいるようになりました。

やはり食事って大事なんだなあと痛感し、人間って栄養が取れないとあっという間に寝たきりになってしまう可能性があるということに気付きました。

義母が入居したホームの食事は、栄養管理や食べやすくなる工夫がされており、正直言って我が家のご飯より美味しそう(笑)
時折夕食には天ぷらやすき焼、おやつにプリンやロールケーキなどが提供されるお楽しみメニューディもあるようです。

毎日食事作れない!1人暮らし高齢者を救う食事支援サービスって何があるの?まとめ

健康な食事は寝たきりを防ぎ、元気な老後を過ごすための大事なポイント。

かといって介護する側が頑張りすぎると共倒れにもなりかねません。
周囲の負担を減らしながら、本人の気持ちを大事にするためにも、ぜひ食事支援サービスをご検討下さい。

・認知症予防を兼ねてレトルト中食と自炊の合わせ技
・栄養と健康を考えた食事の宅配サービスの利用
・食事のカスタマイズがしやすい介護ヘルパーの利用
・仲間と共に食事が楽しめるショートステイ
・食事だけでなく生活全般の介助が必要になったら介護老人ホーム

1人暮らし高齢者の食事ってスッゴく大変だということは、私も身に染みて分かっています。

ママ
ママ
大変な介護期を乗り越えるためにも、どうぞご無理をされないで下さいね。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました

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