もちろん70代でも80代でも足腰がしっかりしていて受け答えもハキハキしている場合は付き添いなど必要ないかもしれません。
でも親の年齢が高くなればなるほど一人で病院に行かせるのは不安ですよね。
今回は実際に毎日親のお世話をしている介護者の視点から、親の通院の付き添いがどのような時に必要なのかを考えていきたいと思います。
通院の付き添いは時間も労力もかかります。この記事を読んで各家庭ごとに「我が家の場合はどうするのが一番いいのかな?」と考えるきっかけにしてもらえましたら幸いです!
親の通院に付き添いが必要な時①体が不自由な時

親の体が不自由な場合はできるだけ付き添いしてあげた方が安心ですね。
薬をもらって帰る時に荷物が多くなる場合もあります。
車椅子を利用している身体状況の時はもちろんですが、少し足が悪かったり手の麻痺があったりする時なども側で支えてあげた方が本人も安心してくれると思います。

親の通院に付き添いが必要な時②物忘れが激しい時

認知症まではいかなくても年を取ると物忘れが激しくなることがあります。
病院に行く時もいつもの手順が思い出せなくなってしまうこともあるかもしれません。このような時も付き添いしてあげればすぐに対処することができますね。
親の通院に付き添いが必要な時③医師に聞きたいことがある時

親の病気の具合や身体のことについて、医師に聞きたいことがある時も付き添いするのがおすすめです。
病院から帰宅した親に「どうだった?先生なんて言ってた?」と聞いても要領を得ないことって多いですよね。
少しでも気になることがある時は、付き添って一緒に診察室に入って話を聞くのが一番です。
親の通院に付き添いが必要な時④薬の飲み方などを確認しておきたい時

同じ理由で薬の飲み方などを確認しておきたい時も付き添いした方が安心ですね。
薬の飲み方や使い方についてはお薬手帳があれば確認できます。
でも万が一薬を飲み忘れた時はどうすればいいのか、薬の量を間違えた時はどうすればいいのかなど、薬剤師さんに聞いておきたいこともたくさんあると思います。
病院に付き添いで行く時は薬剤師さんと話をする絶好のチャンスになります!
親の通院に付き添いが必要な時⑤病院が遠方にある時

親の通う病院が自宅から遠い場合も付き添ってあげるといいかもしれませんね。
若い人には何でもない距離でも、年を取ると体力的に厳しく感じることもあります。
バスや電車を乗り継いで行く病院ではさらに負担は増えます。車で連れて行ってあげると万が一の病状などの急変にも対処しやすいですね。
親の通院に付き添いが必要ない場合もある?

親の通院に付き添いが必要ないなと思うのは、病院がすごく近くにあって何かあったらすぐに迎えに行ける場所の場合などですね。
また体も元気で保険証などの貴重品をしっかり管理できる場合も必要ないかもしれません。
通院を続けていると親は親なりに顔なじみや知り合いができて、それを楽しみにしている人も多いみたいです。
そのような場合はある程度の帰宅時間を聞いておいて、もしその時間に大幅に遅れるような場合のみお迎えに行くなどルールを決めておくのもおすすめですよ。
親の通院に付き添いするかどうかは各家庭で判断を♪

親の通院に付きそうと帰りに薬を受け取ったりしていると小さな病院でも早くて数時間、大きな病院なら半日はかかってしまいます。
親が元気なら毎回の付き添いではなく3回に1回、5回に1回の付き添いでもいいと思います。ぜひ皆さんの各家庭の事情に合わせて付き添いするかどうか判断してくださいね。