現代の日本では女性も結婚して子育てをしながら仕事をしている人も多いですね。
そんな忙しい毎日の生活の中で、親の介護まで引き受けるのは簡単なことではありません。
今回は現在子育てと仕事をしながら親を自宅で介護している者から、2つを両立させるために検討すべきことかなと感じたリアルな4つのポイントをご紹介したいと思います。
少しでも悩み解決のお役に立てると幸いです!
親の介護で仕事ができないと感じる原因とは?
親の介護で仕事ができないと感じてしまうのは、やはり時間と体力的な問題が大きいのが原因ですね。
自宅で介護が始まると、親の介護状態にもよりますが長時間そばを離れるのは難しくなります。
ある程度、体を動かすことができて認知能力もしっかりしている場合でも1日1人にさせるのは不安ですよね。
麻痺があったり排泄のお世話が必要だったりする時は数時間でも厳しいことも。
これではパートやバイトは可能かもしれませんが、フルタイムで働くのは難しいです。
親の介護が始まったと同時に仕方なく仕事をやめるという選択をする人が多いのもよく分かりますね。
また介護は体力的な面でもかなり重労働です。
小柄な人が大柄な親を介護する時は負担もさらに大きくなります。
介護の資格を持っている人などは力の入れ方や支え方などのコツを知っていますが、不慣れな家族の場合は同じようにするのは難しいでしょう。
1日お世話をした後は、夜はご飯を食べる気力すら無くなりグッタリ…というケースもよく聞きます。
自宅介護と仕事を両立させるためには、時間と体力の問題をクリアすることが重要だということですね。
この2つを両立させるためには、4つのおもなポイントがあります。
親の介護と仕事を両立させるポイント ①行政のサポートを受ける
まず最初に考えたいのは、やっぱリ行政のサポートを受けることですね。
介護状態になると身体状況によって介護保険を利用することができます。
介護保険の内容はとても複雑で、実際にどんなサービスを受けるかはケアマネジャーさんなどと相談して決めることになります。
一般的にはデイケアサービスの利用や宿泊、訪問看護ケア、作業療法士などによる在宅のリハビリサービス、福祉用具のレンタルや自宅のバリアフリー化の補助などが有名ですね。
仕事に行く間はデイケアに行ってもらい、昼食やお風呂などもそこで済ませてもらえばとても助かります。
親の介護と仕事を両立させるポイント ②家族で助け合う
基本的なことですが、介護と仕事を両立させるためには家族のサポートも必ず必要になりますね。
ママがメインで介護をする場合は「パパは仕事で忙しいからお手伝いは無理そう…」という話をよく聞きますが、たとえばお休みの日に買い物に行ったり、家事を手伝ったりするだけでも貴重なお手伝いになります。
親の介護と仕事を両立させるポイント ③福祉施設の入所を考える
仕事が激務で残業や夜勤などが多い職種の場合は、家族のサポートやヘルパーさんを頼っても実質的に両立は不可能なケースもありますね。
そんな時は、福祉施設への入所を検討しても良いと思います。
「親を施設に入れるなんて」と罪悪感を抱く必要はありません。
介護はまず自分の生活の基盤ができていなければ決して引き受けることはできません。
家族が留守にすることが多い家庭においては、施設の方が安心だという高齢者の声もあります。
親の介護と仕事を両立させるポイント ④自宅でできる仕事を探す
自宅介護と仕事を両立させたい時は、自宅でできる仕事を探すのも1つの方法です。
自宅で仕事をしても当然ながら介護との両立が大変なことには変わりありませんが、目が届く範囲で仕事ができるというのはお互いに安心ですね。
仕事をする時間の都合もつけやすいため、体力的にも精神的にも楽になりますよ。
自宅でできる仕事は、ライター、イラストレーター、PC関係のプログラマー、ハンドメイド雑貨など探せばいろいろあります。
親の介護で仕事ができないと悩んだ時に検討すべきこと まとめ

親の介護で仕事ができないと悩んでしまう人はとても多いですね。
介護を引き受けるのは決して楽なことではありませんが、いろんな方法や可能性を考えて前向きな気持ちで頑張ってくださいね。
