マジックハンドという便利な道具をご存知ですか?まるで魔法グッズのようなユニークな名前ですが、もちろんそうではありません(笑)
マジックハンドとは長い棒状の先にロボットの手のようなパーツが付いていて、持ち手のハンドルを握ることで物を掴むことができるアイテムのことです。
介護ではお年寄りや体が不自由な人たちが伸縮式のマジックハンドをよく使っています。
今回は伸縮性のマジックハンドの仕組みや使い方を詳しく解説したいと思います♪
伸縮式のマジックハンドと普通のマジックハンドはどこが違う?
まずマジックハンドには伸縮式と、そうでない普通の物があります。
伸縮式は長さを変更できる仕組みになっていて、普通の物は長さが固定されています。伸縮式だからといって強度に不安があるということはありませんので、どちらが使いやすいかは人それぞれです。
例えば片手の麻痺などがあるお年寄りなどは、必要な時にそのまま使えるシンプルな普通のマジックハンドの方が良いケースもありますね。
両手が自由に使えるお年寄りの場合は自分で長さを変えて使える伸縮式の方が便利かもしれません。
コンパクトに収納できるというメリットもあります。
マジックハンドを使う人の身体状況などによって選んであげるのがベストですね!
介護で使える伸縮式のマジックハンドの種類 ①折り畳み式
伸縮式のマジックハンドには、主に折り畳み式と収納式の2種類があります。
折り畳み式の方は2つ折り、3つ折りにできる商品が多いですね。
金具を外したり、ボタンを押したりすることでパーツを分解できる物もあります。
長いマジックハンドがかなり短くなりますので、持ち歩きなどにも大変便利です。
介護で使える伸縮式のマジックハンドの種類 ②収納式
伸縮式マジックハンドの収納式の方は、棒状の筒の中が空洞になっていて、自由に長さを変えることができるデザインになっています。
イメージとしては突っ張り棒のような物を想像すると分かりやすいですね。
このタイプのマジックハンドは留め具やボタンなどの固定する部分が外れないように使う前にしっかり固定する必要がありますが、やっぱり長さを用途によって変更できるのはすごく便利ですよ♪
例えば車椅子の人が床に落ちた物を拾いたい時は長さを短くして、ちょっと離れた高い場所にある物を取りたい時は長めにすると使いやすいですね。
介護で使える伸縮式のマジックハンドの価格は?
伸縮式のマジックハンドの価格が気になる人も多いと思います。いくら良いアイテムでも価格が高い場合は買うのをためらってしまいますよね。
伸縮式のマジックハンドの価格はメーカーや商品によって異なりますが、安い物は数百円から販売されています。
しっかりした作りでグリップの握りやすさなどにこだわっている物は、2000円前後になる物もあります。
普通の棒状のシンプルな物よりも、複雑な作りの伸縮式マジックハンドの方が価格は少しだけ高くなる場合がほとんどです。
マジックハンドは壊れるまで何度も使えるため、値段は高めでも耐久性のある商品を選ぶ人も多いです。
伸縮式かどうかはしっかりパッケージの説明文などで間違えないように確認してくださいね。
ネット通販などでは商品代金以外に送料などが必要になる場合もあります。
安いと思っても合計の支払金額は高くなってしまうケースも多いです。
もし介護などで他に必要な物があればまとめ買いした方がお得かもしれません♪
伸縮式のマジックハンドのおすすめ保管場所
最後に伸縮式のマジックハンドのおすすめ保管場所について簡単にご紹介致します。
マジックハンドは通常は杖のように細長い状態です。
そのまま保管しておきたい場合は、壁などにフックを取り付け、持ち手部分などを引っ掛けておくのが便利ですね。
使いたい時にパっと片手で取り出すことができます。
伸縮式のマジックハンドも短くした状態でフックにかけておくことも可能ですよ。
コンパクトになるので、フックが無い場合は引き出しなどに収納するのも良いでしょう。身体が不自由なお年寄りや車椅子の人が使うことを考えると、引き出しは下の段よりも大人の腰の高さあたりの所に収納してあげた方が親切ですね。
ベッドの側に置く場合はマジックハンドの持ち手にヒモなどを付けておいて、S字フックでベッドのフレームや柵にかけておく方法もあります。
単にマジックハンドをベッドに立てかけておくだけでは床に倒れてしまうことも多いので、ぜひ試してみてください。
介護で使える伸縮式のマジックハンドの仕組みや使い方 まとめ
伸縮式のマジックハンドは介護されるお年寄りなどにとっては、非常に便利で使いやすいアイテムです。
これさえあれば「ちょっとティッシュ取って」「ハンカチを取って」というやり取りも減らせるかもしれません(笑)
それほど高価な物ではありませんので、一度使ってその便利さを実感してくださいね。