高齢者になると注意力が散漫になりますよね。
最近は高齢者の運転による事故などもたくさん報道されていて、「自分の親は大丈夫かな?」と少し不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
できれば運転免許を返納してバスや電車などで出かけてくれると安心なのにと考えるのは家族として当然ですよね。
でもいざ免許を返納するとなると、ためらってしまう高齢者の親の気持ちも分かるような気がします。
今回は高齢者の親を説得して免許返納させる方法について、私の高齢の親に意見を聞きながら大切な要点をまとめてみました。
親に免許返納を言い出せなくて困っているという方はぜひ話をする上で参考にしてみてくださいね。
高齢者の親に免許返納を説得するポイント①年齢を強調しない
確かに私の親も「もう高齢なんだから」と言うと「まだまだしっかりしてる!」「年寄扱いするな!」と不機嫌になってしまうこともあります。
そのため高齢者の親に免許返納の説得をする時も「もうおじいちゃんとおばあちゃんなんだから。車なんて運転しないでしょ」という言い方をしてしまうと、まともに話を聞いてもらえなくなる可能性が高いです。
あまり年齢を追求しないで「最近は比較的若い人でも早めに免許を返納する人が増えてるんだって」という切り口で話を始めると良いかもしれませんね。
高齢者の親に免許返納を説得するポイント②ネガティブなことばかり言わない
また高齢者の親に免許返納について説得したいならネガティブなことばかり言うのもNGです。
「事故を起こしたら怖いよ」「自損事故だってあり得るのよ」などと言わずに、「そろそろのんびり電車とかバスとかタクシーの生活にするのも悪くないんじゃい?」などと言えば受け入れてもらいやすいのではないでしょうか。
高齢者の親に免許返納を説得するポイント③無理強いしない
また説得したい時は気持ちばかり焦ってしまっても失敗します。
親が納得していないのに「今月中にはどうするか決めてよ」などと一方的に無理強いするのは避けたいですね。例え不安の種である高齢者の親の免許返礼が実現したとしても、後の親子関係が気まずくなってしまっては意味がありません。
高齢者の親に免許返納を説得するポイント④不安を取り除いてあげる
高齢者が免許返礼を渋ってしまう大きな原因の1つに、身分証明書が無くなってしまうのが不安だという理由があるそうです。
しかし免許を返納した後は同じように身分証明書として使える「運転経歴証明書」というものが発行されます。
このような情報を伝えてあげると漠然とした不安が消えて、意外とあっさり免許を返納してもいいかなと考えてくれる可能性もありますね。
高齢者の親に免許返納を説得するポイント⑤返納後のメリットを教えてあげる
政策は都道府県や自治体によって違うのですが、例えば公共交通機関のバスや電車が割引運賃で乗車できたり、お店での少しお得に買い物できたりする場合があります。
免許返納の話をする時はぜひこのメリットについてもお住いの地域ごとに調べて教えてあげてくださいね。
高齢者の親に免許返納を説得する時は冷静に話し合いを!
高齢者の親に免許返納を説得したい時は、まずは本人がその気になってくれなければ話は先へ進みません。
高齢者になると親も頑固な一面も出てくると思いますが、気長に感情的にならずにゆったりした気持ちで向き合うとお互いに笑顔になれて話も進みやすいですよ。