ひと昔前までは親の介護は子供がして当然という風潮がありましたが、最近は子供世帯も共働きの家庭も多く、そういう時代ではなくなってきました。
実際に私の知り合いや友人の中には「親への感謝の気持ちはあるけど介護は無理だよ…」という人も少なくありません。
今回はそんな親の介護をしたくないという知り合いの意見を簡単にまとめてご紹介したいと思います。
親の介護をしたくないからといって決して親不孝なわけではありません。考えすぎず気楽な気持ちで「あ、無理に頑張らくなくてもいいんだな」と感じてもらえたら幸いです♪
親の介護をしたくない理由①仕事が忙しい・仕事をやめたくない
私の友人の1人は、長年続けている仕事で責任のある立場に就いています。
そのため仕事やめたくないのはもちろんですが、仕事そのものが忙しくて介護に手が回らないと言っています。介護者が男性の場合は「今は仕事に専念したい」と考える人は多いですね。

親の介護をしたくない理由②子育てで忙しい
まだ小さい子がいる家庭では我が子のお世話で精いっぱいで親の介護までしたくないと感じる人もいると思います。許容範囲を超えてしまうことを心配するのは当然ですよね。
親の介護をしたくない理由③介護経験がなくて不安がある

これまで介護などの経験をしたことが無い人は、介護が不安だという人も多いです。
でもこれは実際には慣れもあり、私自身も全くの未経験で知識も無い状態でしたが今何とか介護を続けています。事前に経験者などに相談できると少し安心できるかもしれませんよ!
親の介護をしたくない理由④お金の問題

介護が始まると介護保険を利用するとは言ってもお金がかかります。
生活費以外にも施設費用や衛生費用、医療費などは毎月必要です。家計に余裕がないため親を引き取って介護をしたくない子供家庭はかなり多いでしょう。
この場合は市役所などで親の世帯と子供世帯を分けて生活保護の申請などの相談に行くのも良いかもしれません。
親の介護をしたくない理由⑤思い描いた人生設計が変わってしまいそう

介護が始まると今まであった自由時間は確実に減ります。
自分の人生設計で思い描いていた趣味や時間の使い方が大きく変わります。このことを心配して親の介護に二の足を踏んでしまう人も実際多いようです。
親の介護は便利なサービスなどを活用して無理をしない範囲で十分!

私の周りにいる親の介護をやりたくないと言っている人は、どちらかと言えばみんな完璧主義者ばかりです。
やるからには全力で完璧にこなしたいと考えています。でもそう考えることで介護の責任を重く感じてしまっているのは事実です。
親の介護を完璧にと考えていては「したくないな…」と感じるのも無理はありません。
今は施設入所、デイサービス、週末お泊りのサービス、ヘルパー訪問など様々な便利なサービスがあります。四角四面に考えすぎずに柔軟に、そして無理をしない範囲でゆっくり親の介護について考えてみてはいかがでしょうか。

親の介護をしたくない自分を責めずに心にゆとりを!

親の介護をしたくないと感じる事情は人それぞれです。
親の介護を引き受けるのは簡単なことではありません。「こんな気持ちになるなんて自分は何て不義理な子供だ」などと考える必要は一切ないと思います。
決して自分を責めずに、心にゆとりを持って「自分で介護をしない場合はどんな対処法があるかな?」と前向きに考えてみてくださいね!